そんな感じのヤツ

死ぬかと思いました。
福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」

図書館のカウンターで出会った覚え違いしやすいタイトル、著者名などをリストにしました。
と書いてあるが・・・図書館司書さんの普通じゃない苦悩が伝わってきます。お疲れ様です!!!!!だって、

(誤)「探さない」とかそんな感じのヤツ→(正) 『求めない』加島祥造/著 2007.7 小学館


(誤)蓮池さんの 半島へもう一回行ってみたい みたいな本→(正) 『半島へ、ふたたび』蓮池薫/著 2009.6 新潮社



(誤)小池昌代の「ドドタ」 「群像」の2006年6月号に載っているはず。 →(正)小池昌代「タタド」(「新潮」2006年9月号) 『タタド』小池昌代/著 2007.7 新潮社 

この三村みたいな書き方・・・。


(誤)おくだなんとかさんの「さらしもの」に関しては、→


(正・複数) 『さがしもの』角田光代/著 2008.11 新潮社(新潮文庫)あるいは
『風霜』奥田晴義/著 1996.11 近代文芸社
『サウスバウンド』奥田英朗/著 2005.6 角川書店
空中ブランコ奥田英朗/著 2004.4 文藝春秋
『最悪』奥田英朗/著 1999.2 講談社
『邪魔』奥田英朗/著 2004.3 講談社講談社文庫)上・下巻あり。
『ララピポ』奥田英朗/著 2005.9 幻冬舎
『訪問者』恩田陸/著 2009.5 祥伝社
『見世物稼業』安田里美一代記 鵜飼正樹/著 2000.3 新宿書房
『サラとソロモン』エスター・ヒックス/著 2005.11 ナチュラルスピリット
「見世物」織田作之助/著(『織田作之助全集』5 1970.6 講談社、『織田作之助作品集』第3巻 2000.8 沖積舎 所収)
『草葉の陰で見つけたもの』大田十折/著 2008.6 光文社
ではないかとの情報を多数お寄せいただきました 。


とのこと。もはや何がなにやら。ここまでくると凄いです。凄い世界が。
司書の方、調べすぎ。この解決方法とか、もうミステリーの世界。猪木の問題とか、大丈夫かってほど調査されています。

ほかにも「僕の初恋をキミにそそぐ」(・・・)「ポリネシアン・ラブ」など、全体的に覚え違いのほうが数段エロくなっている。


今の店で一番出会う覚え間違い率高度な本は(誤)「とまこまいみたいな人の、ほらあれ、洗脳のヤツ」→(正)苫米地英人さんの本
(誤)「トップ・シークレットのDVD」→(正)「ザ・シークレット」(ロンダ・バーン)のDVD (誤)老人介護みたいな本、文学で。専門書じゃない。クリーム色の→(正)「老人賭博」(松尾スズキ

などだろうか。・・・なんか、いろんな点でまだまだだと思い知らされました。福井、すごい!
きちんと正確なタイトルを教えてくださるお客様はもちろん嬉しいのですが、「そんな感じのヤツ」を尋ねられて考え、ヒットだった場合、それを上回るほど嬉しいのも困ったものです。でもやはり、出来たら出版社名を押さえて図書館やお店に行ったほうが数段、見つかるヤツが多いと思います!!!


老人賭博

老人賭博