フェア書籍入荷のお知らせ・「たくさんのふしぎ」は凄い雑誌である

いくつか書籍が入荷していますので、お知らせです。お待たせしていてすみません。内田さんの朝日文庫、春、夏共に本日、ものすごい入っております。
ロダンのココロ」はハードカバー版も1巻が入りました。
あとはいしかわじゅん「秘密の本棚」(小学館)、やまだないと「ヤングアンドティアーズ1巻、2巻」(ぶんか社)、武富健治「掃除当番」(太田出版・これは内田さんの選書です)、花輪和一『不成仏霊童女』(ぶんか社)など。103さま、記事のお知らせありがとうございます!とても嬉しいです。


ロダンのココロ

ロダンのココロ

掃除当番―武富健治作品集

掃除当番―武富健治作品集

不成仏霊童女 (ホラーMコミック文庫)

不成仏霊童女 (ホラーMコミック文庫)


月給が出たので、隣の福永信さん書店でずっと欲しかった日和聡子「びるま」(青土社)と「月刊 たくさんのふしぎ あみださま大修理」福音館書店)を買いました。

あみださま大修理、超面白い。仏像を修理する人の様子がこれでもかと細かい絵と文章で描かれているのですが、「あみださまの上に落とさないように携帯電話はポケットから出しておきます」と書いてあり、その横に絵であみださまの横にいる男の人と、あみださまの側の床に微妙な距離で置かれた携帯電話の図がきっちり描いてあるのです。

ちなみに携帯電話の色は暗めの緑。なんだかわかんないけど、さすが!!携帯は暗めの緑しかありえん。笑いすぎて死ぬかと思いました。前にいろいろ大変なことになったのかなあ。

巻末には「ふしぎ新聞」というのがついています(福永さんの文章がここに載っています、紙にしかけもあります)まさにその内容、ふしぎ新聞としか言えず。(投稿者のプロフィールとか・・・詳しくは店頭でぜひ確かめられてください)

内田さんの本もそうですが、大人が、子供が読める本を作っていることの素晴らしさをガンガンぶつけてくる素敵な雑誌です。ちなみにこの雑誌では(笑)のマークは、この雑誌では(笑い)(←わらというルビがふってある)だった。

そうかあ。調べたら最新号は「おぼん」(お盆)特集だそうで、これも買おうかと思います。渋い・・・。バックナンバーはこちら(フェアに置いてないものも表示されています)バック、ところどころすごい渋い!!

アリクイサスライアリ特集とか、なんなんだ。小さいころ読みたかったなあ。小さいころは家に両極端な本しかなかったため、(百科全集と多胡輝先生(ターゴ)の「頭の体操」とあとポケットジョークの本)雑誌「きょうの料理」を開き、シェフの人が書いたコラムのページとか、合間合間に挟まれている世界のスパイスに関する登山家が書いたエッセイとか、みなみらんぼうの萩の花に関するエッセイのページとか、料理の作り方以外の知識をむさぼるようにして何回も読んでました。「たくさんのふしぎ」のコアさは、ちょっとああいうページに雰囲気が似ています。


月刊 たくさんのふしぎ 2009年 08月号 [雑誌]

月刊 たくさんのふしぎ 2009年 08月号 [雑誌]

びるま

びるま