サウンド・エシックス、バッハ カンタータ研究、J.Sバッハ声楽全集売り切れ、そして推定三歳の方が「ピアノ曲の分析と演奏」(シンフォニア)をカゴに入れられました

]僅少本がこの週末、軒並み売れてしまいました。とっても嬉しいです。お買い上げ頂いたお客様、ありがとうございます。また、阪根様記事のご紹介、ありがとうございます。私は阪根さんの日記のほうが倍ぐらい変体であり、変態であると思いますが・・・。だいたい紹介文の「≪世界の奏でる選書フェア≫から30mほど行ったところでやっているフェア」という紹介のしかたが一番阪根さんの正確さ溢れる変態さかげんを如実に示していると思います。阪根さんが入社された時から常々思っていましたが、まさに、いい意味で裸に靴下みたいな方ですね。現在の在庫状況、詳細は以下のフェア更新リスト(最新版)をごらんください。バッハ関連書ではあと「マタイ受難曲」(東京書籍)も売れています。

フェア更新リスト(最新版)


1日休んで朝職場にきたら、レジの前を誰も押していない本を運ぶカートがひとりでに二つ動いていて、その中のかごにひとつずつ「ピアノ曲の分析と演奏」が入っていました。それでゆっくりとフロアを移動していました。すげえな。寺山修司の世界かと思いました。(映画で流れてくる、あれは雛壇だったか・・・昔、すごい寺山ファンの先輩と見たとき、不覚にも爆笑してしまい、絶交されかけました)よく見たら、おそらく3歳くらいの双子のご兄弟的な方が、一人一台ずつ、カートの下のほうを押してらっしゃいました。凄い光景。おとうさまと一緒にレジまで来たのでカートを見たら、あと「ドウォーキン自伝」とか「須賀敦子全集」とか入ってました。将来が楽しみです。と思ったら、どうも平台とか手に届く範囲の本で可愛いやつをご兄弟はおとうさまのご了解を取らず、勝手にカートに入れたらしく。後でやっぱり「ピアノ曲の分析と演奏」はフェアに戻りました。そんなわけで売り切れたりはしていませんのでご安心ください。なるほどそうか。この本はがっちり平台!ご兄弟も手に届く低い位置にあります。白い表紙に緑の水玉(血痕にも見える、という意見も出ましたが・・・)らしきものがついていて、見ようによっては可愛くも見える本です。「ピアノ曲〜」は、写真が今ないのですが、このシンフォニアから出ている本、デザインがいずれも超いかします。1番上の画像はW・プリース著「チェロを語る」。(こちらは、当店では在庫は入ってないようです)他にもバロック音楽やバッハの演奏解釈本などいくつか出ています。小さいお子様が店内にいると、つい見てしまう。特に足元の覚束ない方は気になります。入社してからすぐ、お子様がポップアップえほんを「開く」のではなく、とびだしたものを全部とりあえず「つぶす」作業をしているのを見た時、強く胸を打たれました。そうだよなあ。とびだしてくるものはよく考えると本当に、怖い。「つぶす」作業をもし自分に子供が出来てやったとしたら、恐らく「大丈夫か」と思うのだろうけれど、それよりも上回った感情で「こいつ、わかってる!」と思っちゃうんだろうなあ。そういう話を今年の正月、実家で母親に話したら、「そんなの怖いとか言わん、だいたいあんたは幼稚園のころ、怒られたとき、そうしろって何も言われてないのに、失神するまで椅子の上に勝手に正座し続けたでしょうが、それで先生が泣いて救急車を呼んだでしょうが、そうしたら覚えとるのか、救急車が来る前に勝手に起きて歩いて、うちに帰ったでしょうが。あの時が一番、子供として怖かった」と切れ気味に言われました。済みませんでした。それは確かに怖いです。

恐竜には近づくな! (とびだししかけえほん)

恐竜には近づくな! (とびだししかけえほん)