佐々木さん×栗原さんトーク(終了しました)新トークのお知らせ

こういう感じだった(イメージ)


もう最近何が何やらという感じですが、小説家トークシリーズとはまた違う、ものすごい緊迫感。
もちろん芥川賞についても、タイトルは敢えて伏せさせて頂きますが、「これが取るであろう」というスリリングかつ確信に満ちた予想が発表されていました。他にもメモより(メモ書きのため、お二人の仰ったことと用語の取り違えがある可能性があります、また、一言一句同じというわけではありません、ご了承ください)

栗原「いいんですか?この、仕分け(『文学拡張マニュアル』の、帯の「仕分けます」について)は・・・」
佐々木「いろいろ、誤解があるように出来ている本なんです」


***


佐々木「(文学拡張マニュアルが、ブックガイドなのかという話から派生して)ブックガイドは、好きですね、ディスクガイドが好きなように好きです(中略)今までにないような、既視感のない作品に出会うのは・・・」

ちょっと上記だけでは何のことやら、という感じですが、実際はこれの500倍くらいの濃度の宇宙食みたいなイベントだと考えてください。
トーク終了後「文学拡張マニュアル」はもちろんですが、「ソフトアンドハード」も売れているのを見ること数回。家に帰って再度やはり読書日記のところを読む。今までに読んだもの、まだ読んでいないもの、同じ人で今は他の作品が出ているもの、当たり前ですが、読んで知る、読んで歩いて買って知る、ということはやはりすごいことなのだなあ、と思いました。


佐々木さん、栗原さん、ありがとうございました!


トークの終わりに、会場の外より、まるで神の声のように登場されたあの方と佐々木さんのトークもまた決まりました!
詳細は下記です。もう予約が入り始めています、早い!お急ぎください。

J U N K U 佐々木敦さん×小説家連続トークセッション(第九回)
円城塔さん「烏有此譚」(講談社)「後藤さんのこと」(早川書房)刊行記念




佐々木敦×円城塔
ことはりの積もるころ

■2010年2月3日(水)18:30開演(18:00開場)



苛烈なる浮遊物。乱立する脚注。増殖する仏舎利。後藤さんという天体。
新たな穴、物語の変形とはいったい。
佐々木敦さん×小説家トーク第九回目のゲストは、「エクス・ポ」の連載でもおなじみ、円城塔さん。
SFと純文学の垣根とは。物語のはじまりとおわりに人は。「考えること」は、いつまで続くのか。
小説をめぐる飽くなき探求について今回もじっくりと、濃厚に話し合いがなされます。
この貴重な機会に、皆様是非ご来店下さい!




◆講師紹介(五十音順)◆


円城塔(えんじょう・とう)
1972年生まれ。
東北大学理学部物理学科卒。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。
2006年、「Self−Reference ENGINE」で第7回小松左京賞最終候補。
2007年「オブ・ザ・ベースボール」で第104回文學界新人賞受賞。同作品で第137回芥川賞候補となる。
著書に『Self−Reference ENGINE』 『Boy's Surface』 (共に早川書房
オブ・ザ・ベースボール』(文藝春秋)がある。



佐々木敦(ささき・あつし)
1964年生まれ。批評家。HEADZ代表。雑誌『エクス・ポ』、『ヒアホン』編集発行人。
早稲田大学、武蔵野美術大学非常勤講師。
著書『(H)EAR―ポスト・サイレンスの諸相』『テクノイズ・マテリアリズム』(青土社)、『絶対安全文芸批評』(インファス)、『90年代論(仮)』(原書房・近刊)『テクノ/ロジカル/音楽論』(リットー・ミュージック)、『ソフトアンドハード』(太田出版)、『ex-music』(河出書房新社)、『映画的最前線』(水声社)、『批評とは何か?批評家養成ギブス』(メディア総合研究所)、『ニッポンの思想』(講談社現代新書)、『文学拡張マニュアル ゼロ年代を超えるためのブックガイド』(青土社
など多数。


★会場…8階喫茶にて。入場料1,000円(1ドリンクつき)
★定員…40名
★受付…7Fカウンターにて。電話予約承ります。


烏有此譚

烏有此譚


後藤さんのこと (想像力の文学)

後藤さんのこと (想像力の文学)

烏有此譚、脚注で涙が止まらなくなるほどの衝撃でしたが(泣き笑いの意味で)、後藤さんを読み出したらそれはそれで同じようなことになります。恐ろしい作品です。「会社休みだから〜」で何回泣き笑い転げたかもうわからん。