佐々木さん×鹿島田さんトーク(終了しました)

ものすごいお客様が多くて驚きました。ありがとうございます。サイン本お求めのお客様も多かった。サイン会の最後あたりに、お客様のうちのおひとりが「本のタイトルに必ずと言っていいほど数字が入っていますが、なぜですか」と鹿島田さんに質問されていましたが、鹿島田さんは「数字が好きだからです」とはっきり答えられていました。しびれました。
トーク内容はこれいつになるのか、という感じですがおいおいUPするにして、トーク後半、鹿島田さんが「書くとき、章を20分割くらいに分けて書く」と言われたところで音楽コード理論の話をされていたのが印象的でした。また、ここでも下敷きとしてバッハが挙げられていました。何だかイベントで(音楽ではないにしても)ここまで多くバッハの話があがるのは何なんでしょうか。必然なんでしょうか?
「ゼロの王国」についてはその文章のほとんどが登場人物の言葉で成り立っていますが、ひとつ抜き出すにしてもものすごく抜いてその緻密さにぞっとするというか、独立しているような印象を受ける一文一文が目に刺さるような気がしました。


「あなたが、主婦の憂鬱について言葉にしたら、世界中の主婦が救われますよ。すごいなあ」

 (略)

「この憂鬱に相当する言葉はないの。だから憂鬱と言うのよ」

               (「ゼロの王国」P65から)


全体を通してはやはり今回の通論である「繰り返しの作業」について何度も触れられていたのが印象的でした。

佐々木さん、鹿島田さん、ありがとうございました!

[rakuten:book:13177064:detail]