すごい

講談社文庫。長嶋有さんのあれが文庫に。

夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)

夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)

電車で読もうとしてページをめくったら、度肝を抜かれ、落としそうになりました。どういう仕掛けがあったかは言いませんが、粋な方!講談社文庫の方!文庫なのにこれは・・・!
とだけ書いておきます。
 
あと、毎日、湯けむりスナイパーの話しか職場でしなかったら、ついに源さんの絵入り手ぬぐいを取次さんから頂いてしまいました。どうしよう。こんな素敵なものありません。女子の部屋のランチョンマット的な扱いで写真を載せるべきでしょうか。

「キラキラした人は無敵だ」と言ったのが誰だったか。
考えるに源さんは殺し屋というのを抜きにすれば、常に人とかもののキラキラしていないようでいて、キラキラした部分(それは先輩という言葉になったりしているが)を見ていろいろ考えるのが好きな男の人で、そういう気持ちを彼が口に出してしまったら終わりなのでしょう。終わりなんだけれど、そのギリギリまでいつもキラキラを彼がものすごい明朝体の太文字で観察しているから少し腹が立つのだろう。終始一貫、キラキラした人を見てしまうとどれだけこれを口にしたいかといつも思う。例えば自分も頑張らなくては、とかこうなりたい、という感情よりも相手に向かって口にしたいという思いのほうが強いのはなぜなのか。キラキラした人に一矢報いるつもりなのか。