これが動いています!あとアンについて
佐々木さんリストでは坪内祐三さんの本、あと大塚英志さん「初心者のための『文学』」、そしてバッハフェアでも何回書いたかわかりません、「憂鬱と官能を教えた学校」が動いています。
大谷さんコーナーではこっそりCDも置いているのですが「河岸忘日抄」「語りもの」、よく売れているようです。書店でこれが売れるのはほんとうに嬉しいです。良かった!前田さんはなぜか「ピグマリオ」、そして「天使の緊縛」がギャーというほどに売れています。「天使の緊縛」は毎日入ってくるので(売れて回転しているのです)「おかしいなあ」と思いつつ並べています。しかしよかった!
- 作者: 大塚英志,七字由布
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- 作者: 和田慎二
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- 作者: ルーシー・モード・モンゴメリ,松本侑子
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前田さんフェアでは文庫版(集英社文庫です)「赤毛のアン」(モンゴメリ著)も置いています。「アン」、アンがいろいろ祈るシーンというのがわりと多いというのが大人になってからわかった。神というか、戯曲であったり自分で設定した血の契りのルールであったり、そういったものにこの人は祈る、もしくは祈ったふりをすることというのがわりと多い人なんだなあと。凄いなと思うのはやっぱり「赤毛」というものにアンが自分でコンプレックスを抱いているというか汚点としているのだけれど、どうしてそこまで嫌なのであれば髪を切らないのか(やむなく染髪に失敗して切り落としたことはあったけれど)ということだと思う。全体的に髪が「赤毛ではない、美しい色」だと想像してアンはボートの上にねそべったり林を散歩したりしているのですが、設定では長髪なのでいやがおうにもその色は自分の目の中に入ってくると思われるわけです。つまりそこ込みで想像をしているという設定。
あの殴られた男子の人は絶対アンのその、Sっぽいところに惚れたんだよなあという気がする。というか読み返すと想像以上にアンが行動的というか頭にからんで凄いシーンが多いのですね。だいたい、石版で頭を殴るところから始まり、そしてよくわかりませんが赤毛を黒髪にしようとしたり、ボートから落ちてずぶぬれで男子のボートに乗ったりなど、もうまあ全てが総じてエロだといえばエロな気がしてきますがちょっともうやめておきます。
私は友人の妹に薬を飲ませるところが好きです。