11/1〜「バッハを読む」フェア予告・書籍一覧リスト
なんと、このフェアはschola「J.S.Bach」の編集をされた「大谷能生のフランス革命」でもおなじみ、門松宏明さんに、書籍を選書して頂いております。書籍自体の構成としては、
1・坂本龍一、浅田彰、小沼純一らによる解説鼎談
2・アンソロジー:バッハ断章(フラグメンツ)
3・坂本龍一セレクトによる推薦盤リスト
4・坂本龍一監修による特製・「全世界史年表+バッハ年表」
5・アートディレクター・中島英樹による全巻デザイン
(scholaパンフレットより抜粋)
というものになっています。そうです、この書籍、14曲ものバッハの曲が収録されたCD付なのでしたが、いろんなところが濃すぎてこの濃度で30巻というのが未だに・・・鼎談は音楽の百科辞典としてガッチリ使用できるよう、登場する言葉のすぐ下に解説の脚注がみられます。バッハ断章ではさまざまな著名人の文章からバッハの登場するものが抜き出されています。ベルイマンからキース・ジャレットまで・・・。しかし何度読んでも、年表は悪いたとえですが、昔何かの本で読んだ「酸素を部屋に充満させて行う殺人事件のテクニック」というフレーズを思い起こさせる濃度です。
フェアのリストですが、執筆者・編集者関連書・対談関連書・バッハ断章関連書・バッハ関連書に大まかに分かれています。以下がフェアリストとなります。こちらで在庫状況を随時お伝えしていきたいと思いますが、在庫状況に関しては記号をタイトル前に付していますのでご参照ください。書籍展示は11月1日からになります。
坂本龍一総合監修音楽全集 commmons:schola Vol.1「J.S.Bach」刊行記念
「バッハを読む」フェア会期:2008年11月1日〜11月30日
○…出品書籍 ●…品切れ、出品不可書籍 △…在庫僅少書籍 ☆…近日入荷書籍
<執筆・編集者関連書>
【坂本龍一】
○「坂本龍一の音楽」山下邦彦著 (東京書籍)
○「LIFE fluid,invisible,inaudible...」坂本龍一、高谷史郎著(NTT出版)
○「skmt2」坂本龍一、後藤繁雄著(NTT出版)
○「音を視る、時を聴く 哲学講義」坂本龍一、大森荘蔵著 (ちくま学芸文庫・筑摩書房)
○「EV.Cafe」坂本龍一、村上龍著(講談社文庫・講談社)
○「インターコミュニケーション 35号 特集『21世紀のための音/音楽ガイド』」(NTT出版)
●「インターコミュニケーション 33号 特集『21世紀のための500冊』」(NTT出版)
●「skmt」坂本龍一、後藤繁雄著(リトルモア)
●「長電話」坂本龍一、高橋悠治著(本本堂)
●「音楽機械論」坂本龍一、吉本隆明著(リブロポート)
【小沼純一】
○「バッハ『ゴルトベルク変奏曲』世界・音楽・メディア」小沼純一著(みすず書房)
○「ミニマル・ミュージック その展開と思想」小沼純一著(青土社)
○「サウンド・エシックス『これからの音楽文化入門』」小沼純一著(平凡社ライブラリー・平凡社)
○「cine lesson 5 サウンド派映画の聴き方」小沼純一編(フィルムアート社)
○「21世紀の音楽入門 1〜7」小沼純一ほか(教育芸術社)
○「あたらしい教科書 8 『音楽』」小沼純一監修(プチグラパブリッシング)
【浅田彰】
○「20世紀文化の臨海」浅田彰著 (青土社)
○「音楽と文学の間 ドッペルゲンガーの鏡像」ヴァレリー・アファナシェフ著(論創社)
○「『歴史の終わり』を越えて」浅田彰著(中公文庫・中央公論新社)
○「逃走論」浅田彰著(ちくま文庫・筑摩書房)
●「ヘルメスの音楽」浅田彰著(ちくま学芸文庫・筑摩書房)
【片桐卓也】
○「クラシック作曲家辞典」片桐卓也ほか著(学習研究社)
【後藤繁雄】
○「ノマディズム」後藤繁雄著(アートビートパブリッシャーズ)
○「アート新書アルテ02 スーザン・ソンタグから始まる ラディカルな意思の彼方へ」後藤繁雄監修(光村推古書院)
○「仲條のフジのヤマイ−フジ三十六景」仲條正義著・後藤繁雄編(リトルモア)
☆「くろい読書の手帳」後藤繁雄著 (アートビートパブリッシャーズ)
○「五感の友」後藤繁雄著(リトルモア)
○「entropix」小山泰介写真 後藤繁雄編 (アートビートパブリッシャーズ)
○「天国でブルー」後藤繁雄著(リトルモア)
●「TECHNODON」後藤繁雄著(小学館)
●「独特老人」後藤繁雄著(筑摩書房)
●「1990年のウェイスティッドランド」後藤繁雄著(太田出版)
<対談「『いま』が還りつくところ、バッハ 」関連書>
【グレン・グールド】
○「グレン・グールド著作集 1 バッハからブーレーズへ」グレン・グールド著(みすず書房)
☆「グレン・グールド論」宮沢淳一著 (春秋社)
【アレホ・カルペンティエル】
●「バロック協奏曲」アレホ・カルペンティエル著(サンリオSF文庫・サンリオ)
【ディヌ・リパッティ】
○「ディヌ・リパッティ 伝説の天才ピアニストー夭折の生涯と音楽」畠山睦雄著(ショパン)
○DVD「アンナ・マグダレーナ・バッハの年代記」
ジャン=マリー・ストローブ・ユイレ/ダニエル・ユイレ監督(紀伊国屋書店)
○「古楽とは何か 言語としての音楽」ニコラウス・アーノンクール著 (音楽之友社)
【パブロ・カザルス】
○「パブロ・カザルス鳥の歌」ジュリアン・ロイド・ウェッバー編(ちくま文庫・筑摩書房)
○「作曲の基礎技法」アルノルト・シェーンベルク著(音楽之友社)
○「ピアノ曲の分析と演奏 バッハ・ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン・
シューマン・ブラームス・シェーンベルク・バルトーク」ルードルフ・ケルターボルン著(シンフォニア)
<「バッハ断章」関連書>
○「バッハ頌」角倉一郎/渡辺健編(白水社)
●「キース・ジャレットインナービューズ―その内なる音楽世界を語る」ティモシー・ヒル編(太田出版)
○「バッハ頌」角倉一郎/渡辺健編(白水社)
【吉田秀和】
○「吉田秀和作曲家論集6 J・S・バッハ ハイドン」吉田秀和著 音楽之友社
【アルベルト・シュヴァイツァー】
●「バッハ (中)」アルベルト・シュヴァイツァー著 (白水社)
【グレン・グールド】
○「グレン・グールド著作集 1 バッハからブーレーズへ」グレン・グールド著(みすず書房)
○「グレン・グールド論」宮沢淳一著(春秋社)
○「増補改訂版 ダニエル・バレンボイム自伝」ダニエル・バレンボイム著(音楽之友社)
○「音と言葉」ヴィルヘルム・フルトヴェングラー著 (新潮文庫・新潮社)
【杉本秀太郎】
○「バッハ叢書 8 バッハ家の音楽家たち」パーシー・M・ヤング著(白水社)
【アンドレ・ジッド】
○「ニーチェ全集6 人間的、あまりに人間的?」フリードリヒ・ニーチェ著(ちくま学芸文庫、筑摩書房)
【村上春樹】
○「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド上・下」村上春樹著(新潮文庫、新潮社)
【ロマン・ロラン】
○「ジャン・クリストフ2」ロマン・ロラン著(岩波文庫・岩波書店)
【パブロ・カザルス】
○「バッハ頌」角倉一郎/渡辺健編(白水社)
●「カザルスとの対話」ホセ・マリア・コレドール著(白水社)
○「ピアソラ 自身を語る」ナタリオ・ゴリン著(河出書房新社)
【伊福部昭】
○「パワーズ・ブック」リチャード・パワーズ著(みすず書房)
○「ガラテイア2.2」リチャード・パワーズ著(みすず書房)
【テオドール・W・アドルノ】
○「プリズメン」テオドール・W・アドルノ著(ちくま学芸文庫、筑摩書房)
【遠山一行】
●「名曲のたのしみ」遠山一行著(新潮社)
【ダグラス・R・ホフスタッター】
○「ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環」ダグラス・R・ホフスタッター著(白揚社)
●「ベルイマン自伝」イングマール・ベルイマン著(新潮社)
○「重力と恩寵−シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄」(ちくま学芸文庫・筑摩書房)
●「カイエ2」シモーヌ・ヴェイユ著(みすず書房)
<バッハ・音楽史関連書>
【バッハを知る】
○「作曲家別名曲解説ライブラリー 12 J.S.バッハ」音楽之友社編(音楽之友社)
○「ピアノ教師バッハ 教育目的から見た<インヴェンションとシンフォニア>の演奏法」
村上隆著(音楽之友社)
○「バッハ復活19世紀市民社会の音楽運動」小林義武著(春秋社)
○「バッハ 生涯と作品」ヴェルナー・フェリークス著(講談社学術文庫・講談社)
○「聖書の音楽家バッハ <マタイ受難曲>に秘められた現代へのメッセージ」杉山好著(音楽之友社)
○「バッハの生涯と芸術」フォルケル著(岩波文庫・岩波書店)
○「バッハ小伝」フォルケル著(白水Uブックス・白水社)
○「神こそわが王 精神史としてのバッハ」丸山桂介著 (春秋社)
○「さわりで覚えるバッハの名曲25選 CD付」加藤浩子著(樂書館)
○「わが魂の安息 おおバッハよ!」鈴木雅明著(音楽之友社)
○「バッハ問」鳴海史生、野中裕、矢口真著(東京書籍)
○「バッハの音符たち 池辺晋一郎の『新バッハ考』」池辺晋一郎著(音楽之友社)
○「カラー版作曲者の生涯 バッハ」樋口隆一著(新潮文庫・新潮社)
○「バッハの風景」樋口隆一著(小学館)
○「バッハ傾聴」ヨハン・ニコラウス・フォルケル著(法政大学出版局)
○「ヨハン・ゼバスティアン・バッハ 学識ある音楽家」クリストフ・ヴォルフ著(春秋社)
○「バッハ 伝承の謎を追う」小林義武著(春秋社)
○「バッハへの旅 その生涯と由縁の街を巡る」加藤浩子著(東京書籍)
○「バッハの街 音楽と人間を追い求める長い旅へのガイド」マルティン・ペツッオルト著(東京書籍)
○「音楽家の自叙伝 クヴァンツ/ベンダ/E・バッハ/ツェルニー 」クヴァンツ他著(春秋社)
○「クラシックジャーナル 013 特集・戦争と平和と音楽」(アルファベータ)
○「バッハの思い出」アンナ・マグダレーナ・バッハ著(講談社学術文庫・講談社)
○「映画と表象不可能性」四方田犬彦著(産業図書)
○「音楽その発想と展開 名曲の内面」矢島繁良著(思潮社)
○「J.S.バッハ」磯山雅著(講談社現代新書・講談社)
●「バッハ 魂のエヴァンゲリスト」磯山雅著(東京書籍)
●「のぼりつめたら大バッハ」砂川しげひさ著(東京書籍)
【声楽曲とバッハ】
○「バッハ カンタータの森を歩む CDbook 1」礒山雅著(東京書籍)
○「バッハ カンタータの森を歩む CDbook 2」礒山雅著(東京書籍)
○「マタイ受難曲」磯山雅著(東京書籍)
○「宗教音楽対訳集成」(国書刊行会)
○「ゴスペルAtoZ」(TOKYOFM出版)
○「歌唱芸術の手引き」ヨハン・フリードリヒ・アグリーコラ著(春秋社)
△「J.Sバッハ声楽全集」若林敦盛著(慧文社)
△「バッハ カンタータ研究」樋口隆一著(音楽之友社)
【音楽史の中のバッハ】
○「音楽史 グレゴリオ聖歌からバッハまで」カール・パリシュ、ジョン・オール著(音楽之友社)
○「バロック音楽」皆川達夫著(講談社学術文庫・講談社)
○「バロック音楽名曲鑑賞辞典」磯山雅著(講談社学術文庫・講談社)
○「バロック音楽 豊かなる生のドラマ」礒山雅著(NHKブックス・日本放送出版協会)
○「バロック音楽の名曲」宮崎晴代著(ナツメ社)
△「200CD 音楽史を聴く」200CD音楽史を聴く編集委員会編(学習研究社)
【バッハ・その音楽理論について】
○「バッハの鍵盤音楽」デイヴィッド・シューレンバーグ著(小学館)
○「ゼロ・ビートの再発見『平均律』への疑問と『古典音律』をめぐって」平島達司著(ショパン)
○「憂鬱と官能を教えた学校 <バークリー・メソッド>によって俯瞰される20世紀商業音楽史」
菊地成孔、大谷能生著(河出書房新社)
○「和声のしくみ・楽曲のしくみ 4声体・キーボード・楽式・作曲を総合的に学ぶために」
島岡譲著(音楽之友社)
○「和声の歴史」オリヴィエ・アラン著(白水社文庫クセジュ・白水社)
○「フーガ」マルセル・ビッチ著(白水社文庫クセジュ・白水社)
○「純正作曲の技法」ヨハン・フィリップ・キルンベンガー著(春秋社)
○「作曲の技法 バッハからヴェーベルンまで」小鍛冶邦隆著(音楽之友社)
【ヴィオールとチェロとバッハ】
○「ガット・カフェ チェロと音楽をめぐる対話」鈴木秀美著(東京書籍)
○「『古楽器』よ、さらば!」鈴木秀美著(音楽之友社)
【バッハ論考・その他】
○「ディオニュソスの美学」高橋巌著(春秋社)
○「辻邦生全集 19」辻邦生著(新潮社)
○「芸術の真理 文学と哲学の対話」ハンス=ゲオルク・ガダマー著(法政大学出版局)
○「ルート350」古川日出男著(春秋社)