なんこうパーティー

で始まる中島らものエッセイがあった。あれがはいっている文庫が大好きなのですが、(エッセイ、悩み相談室、小説がオール揃って入っていて、全部が全部素晴らしいという)

恋は底ぢから (集英社文庫)

恋は底ぢから (集英社文庫)

なんこうパーティー(南港・軟膏)をなんとなく思い出させる大友良英さんの練成中学校屋上での展示「ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置」に行きました。(現在は終了しています)

展示 「休符だらけの音楽装置」

大友良英+伊東篤宏+梅田哲也+Sachiko M+堀尾寛太+毛利悠子+山川冬樹

会期: 10/10(土)−11/3(火祝) 17:30—21:00 会期中無休
会場: 旧千代田区立練成中学校(千代田区外神田6−11−14)
入場料: 500円(小学生以下無料)
主催: commandN、ENSEMBLES実行委員会
協賛: 資生堂、Ballad.Co.,Ltd.、フォステクス カンパニー、株式会社リーテム、他
助成: 芸術文化振興基金
アクセス:  銀座線末広町駅4番出口 徒歩1分/千代田線湯島駅6番出口 徒歩3分/
JR御徒町駅南口 徒歩7分/JR秋葉原駅電気街口 徒歩8分


奇しくも下記の写真を撮影した一分後に携帯が壊れます(充電できなくなった)。死んだ人の網膜には最後に見た風景が映っているという話のようだ。




この日、屋上でライヴを聞いて、日が暮れていって、終了時刻が来て、実際は夜の八時くらいだったのに何時なのかわからなくなった。
よく似たことが子供のころ、電話ボックスの上に登って遊んでいた時にあった。子供が電話ボックスの上に登ることは普通の大人は考えないので、あんまり怒られなかった(あんまり発見されなかったからですが)。一度に一人しか登れないので、登ったら30分くらいその上で遊んで交代していた。糸電話を登るときに持っていて、電話ボックスの上から地上の人と、糸電話で話したりもしていた。よく考えたら何てアバンギャルドな子供たちだ。あの時の自分たちが何を考えていたんだか、全くわかりません。

電話ボックスに登った時点で雨が降ってきて降りられなかったことがある。雨が降っているのに空は晴れており、何もかも見渡せて、怖かった。今回の大友さんの展示もそうだった。物凄く綺麗なのに、普段の視角より格段に高い場所で上から何かが降ってきたり、下に何かが跳ね返ったりすると、凄く緊張する。

高いところに行くといつも、恒星が死んだとき発生する塵がいまも地上まで降ってきている話をする人がいる。
不思議だなあ。なんで毎回その話をするんだろう。バカじゃないのか。と思っていたけど、私の感じる緊張が全部、その塵のせいだとしたら、どうなんだ。

あの電話ボックスのところから、今のところまで、全部その塵込みだったら、ものすごくおそろしい。
そりゃ毎回その話をするわけだ。
そういえば上記の文庫の中に収録されていた小説のタイトルは「恋するΩ(オーム)病」でした。


大友良英さん11月12日トークショー(お早めに!)


ENSEMBLES

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